投稿・固定ページの更新時に発生するエラー「更新に失敗しました。現在オフラインのようです。」に特化したトラブル対応マニュアルです。エラーを解決するため手順を解説します。
編集画面で更新実行時にエラーが発生する
管理画面>投稿または固定ページの編集画面で更新を実行すると、次のメッセージで更新が失敗することがあります。

編集作業だけ先に進め、ただちに公開したい場合はプラグインClassic Editor1をインストール・有効することでエラーを回避できます。ただし、一時的な対応のため後述する原因と解決先の確認をお勧めします。
原因と解決方法
ブロックエディターはWordPressのREST API2に依存しており、REST API への通信が妨げられると保存や公開が失敗し、エラーメッセージが表示されます。
WordPressを操作しているパソコンがインターネット回線に接続していることを確認してから、次の解決方法を試してください。
WordPressに長時間ログインしている
WordPressにログインし、編集画面を開いたまま長時間経過すると、セキュリティトークン(Nonce)の期限切れで認証に失敗し、エラーになります。
解決方法
WordPressの管理画面からログアウトします。次にWebブラウザを更新してからログインします。投稿または固定ページの編集画面に移動して、保存ボタンをクリックしてください。
HTTPS と URL の不整合/Mixed Contenttが発生している
WordPressの運営途中でドメインをSSL(https)に変更した際に、WordPress アドレス(URL)とサイトアドレス(URL)が不一致となり、Mixed Contentが発生していることでエラーになります。

Mixed Contentとは、SSL化された「https」のページ内で、「http」の非暗号化通信で読み込まれているコンテンツ(画像、スクリプトなど)が混在している状態を意味ます。Google Chromeの表示>開発/管理>デベロッパーツールのConsoleタブで「Mixed Content」を確認できます。
解決方法
管理画面>設定>一般のWordPress アドレス(URL)とサイトアドレス(URL)を https://に修正し「変更を保存」ボタンをクリックします。
次に管理画面からログアウトし、Webブラウザを更新してからログインします。投稿または固定ページの編集画面に移動して、保存ボタンをクリックしてください。
サイトヘルスに REST APIで予想しない結果が発生しましたと表示される
管理画面>ツール>サイトヘルスに REST APIで予想しない結果が発生しましたと表示されている場合、サーバーWAF(Webアプリケーションファイアウォール)がREST APIをブロックしている可能性があります。

解決方法
- レンタルサーバーの管理画面にログインします。
- WAF3(Webアプリケーションファイアウォール)を一時的に停止します。
- WordPress の「投稿」または「固定ページ」の編集画面を開き、保存ボタンをクリック。
- 保存が完了したら、WAFを必ず再度有効に戻してください。
このページの脚注・外部リンク
- プラグインClassic Editor ↩︎
- REST APIとは、WordPressや他のアプリがサーバーとデータをやり取りできる仕組みです。ブロックエディターは、この仕組みを使って投稿や固定ページの内容を読み込み、編集した内容を保存しています。参照:REST API Handbook ↩︎
- WAF の具体的な設定手順は、ご利用中のレンタルサーバーのマニュアルを参照してください。
参照:さくらのレンタルサーバ WAF設定方法
参照:ロリポップ WAF設定方法
参照:ConoHa WING WAF設定方法
参照:エックスサーバー WAF設定方法 ↩︎