ツールとは、インポートやエクスポートによるWordPress間のデータ交換や、Webサイトの安全性をチェックしたり、テーマやプラグインの編集機能も備わっています。

ツール

管理画面>ツールをクリックすると、次のメニューが表示されます。

  1. インポート:他のCMSから投稿ページなどのデータを取り込みます。
  2. エクスポート:投稿ページなどのデータをXMLファイルで出力します。
  3. サイトヘルス:WordPressの設定で注意が必要な項目に関する情報を閲覧できます。
  4. 個人データのエクスポート:WordPressユーザーの個人データ出力をリクエストします。
  5. 個人データの消去:WordPressユーザーの個人データの消去をリクエストします。

個人データに関する扱いについて

WordPressは、欧州連合のGDPRに対応するため、指定したユーザーの個人データを出力する機能や削除する機能(ユーザーの削除でない)が搭載されています。

これらの機能は、WordPressの管理者が該当ユーザー名またはメールアドレスを入力し確認メールを送信し、該当ユーザーの承認を経て実行するプロセスとなっています。

GDPRに関する概要は以下の通りです。

EU1では、EU域内の個人データ保護を規定する法として、1995年から現在に至るまで適用されている「EUデータ保護指令(Data Protection Directive 95)」に代わり、2016年4月に制定された「GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)」が2018年5月25日に施行されました。

GDPRは個人データやプライバシーの保護に関して、EUデータ保護指令より厳格に規定します。
また、EUデータ保護指令がEU加盟国による法制化を要するのに対し、GDPRはEU加盟国に同一に直接効力を持ちます。

インポート

ツール>インポートをクリックすると、下記画面が表示されます。

  1. WordPress:他のWordPressからエクスポートされたファイルをインポートできます。

インポーターの実行

インポート>WordPressをクリックすると、下記画面が表示されます。

  1. ファイルを選択:クリックすると、自分のパソコンからWordPressにインポートするファイルを選択できます。
  2. ファイルをアップロードしてインポート:クリックすると、選択されたファイルをWordPressにアップロードとインポートを行います。

エクスポート機能でダウンロードしたxmlファイル(表示例:WordPress.yyyy-mm-dd.xml)をインポートできます。

エクスポート

ツール>エクスポートをクリックすると、下記画面が表示されます。

  1. エクスポートする内容を選択:すべてのコンテンツ、投稿、固定ページ、メディアからエクスポートする内容を選択します。選択できる内容は作成したコンテンツによって変わります。
  2. エクスポートファイルをダウンロードxmlファイル(表示例:WordPress.yyyy-mm-dd.xml)がパソコンにダウンロードします。

サイトヘルス

ツール>サイトヘルスをクリックすると次の画面が表示されます。

サイトヘルスでは、WordPressのセキュリティや表示に関する状態が確認できます。良好と表示されていれば、基本的に問題はありません。おすすめの改善は、可能であれば対策をした方が良いという内容です。

  • ステータス:Webサイトの改善内容が表示されます。使用しているWordPressテーマやプラグインなどによって内容が異なります。
  • 情報:WordPressのバージョンや、使用中のテーマ、プラグインなどが確認できます。

「REST APIで予想しない結果が発生しました」と表示される場合

REST API への通信が妨げられるとこのメッセージが表示されます。WordPressのREST APIという仕組みでブロックエディターの保存や公開が処理されるため、ページの保存・公開に失敗します。エラー「更新に失敗しました。現在オフラインのようです。」の原因と解決方法を参照してください。

このページの脚注・外部リンク

  1. EU(外国制度)|個人情報保護委員会 ↩︎

本ページは、WordPress バージョン 6.9.0を参照しています。